2025年8月20日、農林水産省が、備蓄米の販売期間を延長すると正式に発表されていましたね。
当初は「8月末まで」とされていた販売期限ですが、倉庫からの出庫や精米に時間がかかり、『期限までに売り切れない』との声が小売業者から相次いだことを受けての対応です。
今回の延長により、希望する小売店では9月以降も販売が可能となり、米の値上がり、全物価の高騰でホッとされる方も多いのではないでしょうか?
そして、最近は防災意識の高まりから、備蓄米を家庭に置いておこうと考える人が増えてるのも現状です。
しかし、「備蓄米はまずい」「美味しく炊けない」という声も少なくありません。
そこで今回は、備蓄米の販売期間を延長するニュースを踏まえつつ、備蓄米をより美味しくさせる裏技7選をご紹介します!
この記事でわかること
👉 備蓄米が「まずい」と言われる理由
👉 炊き方次第で味が変わる!美味しく食べる工夫
👉 まずい備蓄米を美味しくする裏技9選
👉 備蓄米の保存・再加熱の方法
これは、通常使うお米にも対応できますので、【保存版】としてご活用下さいね。
備蓄米が「まずい」と言われる理由
備蓄米は、通常の新米や家庭用のお米に比べて「まずい」と感じる人が多いですよね。
主な理由として、皆さんも想像できるかと思いますが、以下の通りです。
- 長期保存のため乾燥度が高く、パサつきやすい
- 精米から時間が経っており、香りが弱い
- 炊飯時の水加減を普段通りにすると硬く仕上がりやすい
このように、長期保存で時間も経過しているため『炊き方を工夫しないと美味しく感じない』のは当然の事ですよね。
でも、安心されてください!
ということは・・・
炊き方次第で、普通のお米のように美味しく召し上がることができる!ということなんです。
以降では、備蓄米を美味しく炊く基本のコツ、そして裏技までご紹介します。

備蓄米、もうまずくて嫌!と思ったけど、希望が持てるね!
早く方法が知りたいな、ワクワク!
備蓄米を美味しく炊く基本の炊き方とは?
備蓄米を美味しく炊く基本の炊き方をご紹介します。
備蓄米は「水加減」と「浸水時間」を変えるだけでも大きく味が変わります。
- 研ぎ方は優しく短めに
強く研ぐとデンプンが流れ、パサつきの原因に。
2〜3回水を替える程度で十分です。 - 冷たい水で洗い、最初の水はすぐ捨てましょう。
ぬかの匂いを吸わせないため。 - 浸水時間は長めにとる
最低30分、可能なら1時間ほど水に浸すことでふっくら仕上がります。 - 水加減はやや多めに
普段より5〜10%多めに水を入れると硬さが軽減されます。
この3つを意識するだけで「まずい」と感じにくくなりますよ。

『その方法はやってるよ~。
でも、普通の米までの美味しさではなかった!』という方に、裏技も紹介するね!
まずい備蓄米を美味しくする裏技7選
まずい備蓄米を美味しくする裏技7選として、それぞれご紹介します。
全て出来なくても、何もしないよりは絶対変わってくると思うので試していただけたらと思います!
昆布を一緒に炊く
炊飯時に5cm角ほどの昆布を入れると、旨味(グルタミン酸)が加わり風味がアップ。
塩を加えなくても自然な甘みが引き出されます。
実際にやってみた!!
実際に炊いてみたら、粒がふっくらツヤツヤに仕上がり、パサツキもきになりませんでしたよ。
また、臭みも全くありませんでした!
酒やみりんを少量加える
米2合に対して小さじ1程度の酒またはみりんを加えると、香りとツヤが良くなります。
お米の古さをカバーしてくれる効果にも期待できますよ。
実際にやってみた!!
酒を試してみましたが、酒の匂いも全くなく、ふっくら柔らかくてツヤ感もある気がします!
サラダ油やオリーブオイルを数滴
意外ですが、油を少し加えることでコーティング効果があり、口当たりが良くなり見た目のツヤ感もでてきます。
パサつきが気になるときにおすすめ。
実際にやってみた!!
米粒が一粒一粒ふっくらしてツヤが増し、パサつきもほとんど気になりませんでした。
水を浄水やミネラルウォーターに変える
備蓄米は水質の影響を受けやすいため、水道水よりも軟水のミネラルウォーターを使うと炊き上がりがふっくらします。
冷水か氷を5個ほど入れて炊くのもポイント!
実際にやってみた!!
少し多めに炊いてみました。
水道水より、少し食感が柔らかい気がします。
他の裏技も併用すると、もっといいかも!
家庭の炊飯器によって違いがありますので、水分量は多めに炊いてみてそれ以降は調整できるといいですね。
冷蔵庫で一晩浸水させる
時間があるときは、冷蔵庫で一晩じっくり浸水。
米の芯まで水が入り、柔らかく炊き上がります。
実際にやってみた!!
実際にやってみると、炊き上がりはいつもよりふっくらです。
土鍋や厚手鍋で炊く
炊飯器よりも土鍋の直火炊きの方が、甘みを引き出しやすいです。
鍋底の香ばしい「おこげ」も楽しめるので、一気にごちそう感が出ますね。
炊き上がりに少量のご飯酢を混ぜる
炊き上がった直後に、ご飯酢をほんの少し(小さじ1程度)混ぜると、酸味は残らずツヤが増します。
寿司飯の要領で、古米っぽさを和らげられます。
実際にやってみた!!
炊き上がりに混ぜるのは抵抗がありましたが、実際に混ぜてみると、ふっくら柔らかくなり、匂いも全く気になりませんでした!
炊く直前にもち米を数粒いれてみる
炊く直前に、もち米を数粒いれてみるのも効果的です。
もち米を入れることで、ご飯が「もっちり」した食感になるのですが、備蓄米の食感が良くなり、パサつきや古米臭さがなくなりますよ。
実際にやってみた!!
もち米?と始めはびっくりしましたが、結構効果がはっきりわかった気がします。
ふっくら柔らかくなり、食べやすかったです。
玄米炊きで炊いてみる
これは、炊飯器によって違いがありますので、上記で試しても効果を感じられない方へ試していただきたい事項です。
浸水時間は長め(1時間~2時間くらい)
米2合に対して、3合半~4合くらいまで水を入れ、煮干しの粉を入れて玄米炊きをする。
以上、まずい備蓄米を美味しくする裏技7選としてご紹介しましたが、炊く方法を工夫するだけで備蓄米は美味しくなりますので、できることから挑戦してみてくださいね。
1つだけの裏技だけでなく組み合わせることで、更に美味しく仕上がりますよ。
ぜひ、おすすめです!
備蓄米の保存・再加熱の方法は?
これまで備蓄米の裏技までご紹介してきましたが、保存方法や再加熱のときに味が落ちてしまうのではないか?という点も気になるところではないでしょうか?
それぞれまとめていますので参考にされてくださいね!
冷凍保存して再加熱
備蓄米は炊き上がり後に冷凍保存しても美味しく食べられます。
炊き上がり直後はまだ熱がこもってるので、室温で10〜15分ほど置いて粗熱をとって下さいね。
小分けにしてラップで包んだり、密閉袋やフリーザーバッグで保存しておきましょう。
解凍後は、よくかき混ぜて米粒をほぐすと食感が均一になりますよ。

1ヶ月以内を目安に食べきると、炊き立てに近い味をキープできるよ。
冷蔵保存で再加熱
冷蔵保存の場合は、ラップで包み電子レンジで加熱(ラップの端を少し開けて蒸気を逃がす。)
霧吹きのようなもので、少し(小さじ1〜2程度)水分を加えて、電子レンジで加熱するとより効果的です。
それでも、パサつきがきになる場合は、炊き上がりに少量のご飯酢を入れるのもいいですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、『備蓄米はまずい?炊き方次第で美味しくなる裏技7選!【保存版】』と題しまして、下記の内容でお届けしました。
✔ 備蓄米が「まずい」と言われる理由
✔ 備蓄米を美味しく炊く基本の炊き方
✔ まずい備蓄米を美味しくする裏技9選
✔ 備蓄米の保存・再加熱の方法
今日からでも試せる事も多いので、ぜひやってみて下さいね!
「まずい」と言われがちな備蓄米ですが、ちょっとした工夫をするだけで驚くほど美味しく食べられます。
普段のお米の仕上がりが物足りない方、防災のために備えている方にも参考にしていただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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